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SKOOKUMについて

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こんばんは

最近、英国ブランドばっかりで



米国好きのみなさま、大変申し訳ございませんでした。

そしてお待たせ致しました。

ついにこちらをご紹介できる時がきましたよ。

米国の好きであれば1度は袖を通しておきたいブランドのはず。





「SKOOKUM」

1939年、アメリカで創業。

一貫してスタジャン、レタリングニットをMADE IN U.S.Aにこだわり、

厳選されたウールやレザーで

何十年も本物を作り続けてきたブランド。

インディアンの言葉で

「最高」や「唯一無二」という意味です。

まさに名は体を表すという言葉がピッタリ。

更にすごいのは、

創業当時から生産行程が変わっていないこと。

糸から織り始めるリブや、

カッティング、使用する型紙など

全てが当時のまんま。

これを本物と言わずして何と表現できるでしょうか。

特に90'sには数あるスタジャンの中でも

少し割高で憧れだった方も多いのでは。

そして、現在では

様々なショップがその希少性を認め、

本物を数多く見てきたバイヤーたちがこぞって

別注をしていることがその証拠。

もちろんファッションアイテムとしての評価も高く、

定番のブランドとなっていることはご存知だと思います。



ところで、

さっきは便宜上、

スタジャンと言わせてもらいましたが

実際にはスタジアムジャンパーですよね。

でもこれって和製英語で海外では全然通じないんです。

本当は、

レターマンジャケットやアワードジャケットが一般的。

最近であればヴァーシティージャケットとも呼ばれていますね。

ほとんど同じ意味で使われていますが、ちょっとだけ違いがあります。

始まりは1865年、

ハーバード大学の野球のユニフォームから。

上の写真がそうです。

レターマンとは、母校のイニシャルをつけることを許された人。

つまりそれに恥じない実力があるスター選手ということ。



レターマンジャケットとは

他の学生から見れば憧れの存在であり

本人に取って勲章のような誇れるものでした。

そのあと、カーディガンに形を変え

ついにウールボディに袖がレザーになったものが登場します。



そして1930年以降は

大学、高校の代表チームのユニフォームとして

意味合いがヴァーシティジャケットにシフトしていきます。

ちょっとした違いがここ。

個人ではなくチーム全体のことをイメージするのがヴァーシティ。

また、それ以外にも

自分の番号、大会の優勝などが

記されているワッペンが貼られるようになりました。

アワードジャケットという名前もおそらくここから来ているのでしょうね。



一般的には、

MLBのファンがそのチームのジャケットを

着て応援する様になったのが始まりで

そのうちに他のスポーツでも多く見られるようになりました。

そんなスタジャンがファッションとしても

注目を浴びるのは当然の流れであり、今に至ります。

つまりスタジャンの原型は

140以上前に存在していたことになります。

ちなみに米国を代表する文化である

ブルージーンズを作ったリーバイスがちょうど140周年。

ほとんど変わりませんよね。

ということは、

スタジャンも米国発祥の文化の1つと言っても

言い過ぎではないでしょう。





でも、

もうすぐ2014年!!

長い歴史はあっても

どう着るか、合わせるかは

今の気分でいっちゃって下さい。

しかし、どうせならば

偽物を選ぶカッコ悪いことはしないで

ぜひ本物を手にして欲しいと思います。

餅は餅屋が1番ですよ。


「SKOOKUM」

この後ご紹介です。


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