こんばんは
当店でも、もう長い事セレクトしているブランドがあります。
ただあまりにも深いので
取り上げて記事にする事は無かったのですが、、、
本日よりいっちゃいましょう!!!
そのブランドは、
「ALDEN」
そしてもちろん、一つの記事で書ききれるワケもないので、
はじめちゃいましょう!!!
名付けて、、
「ALDEN週間」
ALDEN、どっから手をつけていいか分からない。
なにがどーで、どーなの??
そんな方には是非読んで頂きたい。
今日から1週間、毎日ALDENについてブログ書いちゃいます。
そして本日1発目は、
ラスト(木型)について。
革靴のサイズ選びって悩みどころですよね。
スニーカーであれば大きい分にはある程度なら問題ないですし、
むしろ物によっては大きい方がカッコいい場合もあります。
しかし、
革靴の場合は値段も高いのでサイズ選びで絶対に失敗したくないところ。
特に「ALDEN」はラスト(木型)によって
選び方が変わってくるというのが困っちゃうポイントです。
個人的にもそういった理由で避けていた時もありました。
ただ1度履いてしまえば、
きっとその履き心地に心奪われるはず。
実際、僕がそうでしたので。
今回はその手助けになればと思い
「ALDENのラスト(木型)について」
コレでやらせて頂きます。
様々なラストを持つオールデン。
その中でも代表的なのは
「モディファイドラスト」
元々は矯正靴がベースとなり開発されたラスト。
足なりにかなりシェイプしており、
歩行をサポートしてくれるようなフィット感は
他のブランドでは味わえないかと思いますし、
オールデンの中においても特別な位置にあります。
しかし、つま先部分はゆったりとしているので全体としてはやや大きめのサイズ感。
見た目でもその特徴は分かりますが、
履いてこそその真価がわかると思います。
ただやはり、
足に合う、合わないがはっきりと分かるラストですので
合わない方には難しいですが、
合う方にはこのラスト以外履けない、履きたくないといった方が
いるくらいの魅力を持っています。
ちなみにアメリカではほとんど売っていません。
パリのアナトミカのピエール氏のお気に入りでもあります。
「バリーラスト」
ドレスコンフォート用のクラシックなラスト。
モディファイドラストが一芸に秀でているとすれば、
こちらは万人受けする優等生タイプ。
個人的にも履き易く、
クセがないので気持ちいいと思います。
地面との接地面積が大きいのでとにかく安定感があります。
もし迷ったら、これを一番最初に選ぶといいかもしれません。
トムブラウンがこのラストを良く履いていましたね。
この2つがよく見かけるラストです。
他にも、
「ミリタリーラスト」
アメリカ軍の要請で作られたラスト。
90年代にたまたまラストの原型が見つかって
生産が始まったというから驚きですよね。
甲と土踏まず部分でしっかりとフィットし、
つま先に運動量を確保しているのが特徴です。
慣れてくるとスニーカーのような感覚に陥るほどラク。
ちょうど平均を取ったような万能的な型で日本限定のラスト。
「ヴァンラスト」
オールデンを初めて日本に紹介したのはビームスですが、
その時のアイテムがヴァンラストのローファーでした。
当時、ブルックスブラザーズのローファーを作っていたのがオールデンで、
そこに信頼を感じたそうです。
つま先はゆとりを持たせ、履き口もゆったりとしているので
かかと部分にもゆとりを持たせている。
甲高の方も安心して履けます。
「アバディーンラスト」
ヨーロッパの靴のような細身のラストが特徴。
オールデンの最も良い部分でもあり、欠点ともなり得る
無骨な印象を、
ラストが変わるだけで、スタイリッシュに見えてくる不思議。
履き心地はいい意味でオールデンらしくない。
全体的にフィットしてくるので、
他のブランドと同じような雰囲気で選べちゃいます。
以上、
代表的な5型をご紹介させて頂きました。
SOTA JAPANで扱ってるオールデンも
ほとんどこの5型になります。
それぞれの特徴を挙げさせて頂いただけなので
ひょっとすると、サイズ選びの参考にはならないかもしれません。
でも、
よくあるこのラストは大きめだからハーフサイズ下げた方がいい、
こっちは細身だからいつも通りで大丈夫、
等のうたい文句をよく見かけますが、
そんなこと言いませんし、言いたくもありません。
それで問題なければ、サイズ感で失敗をすることなんてありえなくなっちゃいますよね。
なのであくまでも、特徴だけをまとめさせて頂きました。
変に固定観念を持って頂きたくない。
SOTA JAPANとしてはこういった基本的な特徴を知った上で、
ご自身でお好みのフィットをお探し、お選び頂ければと考えております。
参考までに、
オールデンの日本代理店の社長である血脇氏が言うには
「ヨーロッパの靴とは違い、
オールデンはリラックスしたサイズ感で履くもの」とのこと。
長年オールデンに携わってきた方の言葉なので重みがありますが、
もちろん僕は気にしないで
あくまでも自分の好みのフィット感でジャストサイズを選んでます。
算数みたいに答えがある訳ではないですし、
どれを選んでも不正解の場合もあると思います。
だからこそご自身の感覚や好みを第一に、
靴選びをスタートするのが一番なのではないでしょうか。
履いてみてしっくりくるラストが、
欲しいモデルでは存在しない場合もありますので、
そういった場合はラストありきで選んじゃうもの一興ではないでしょうか。
引き続き、
明日もALDENをトピックスにブログを書かせて頂きますので
お楽しみに!!