こんばんは
本日、SOTA JAPAN 別注 Tricker's、新規UPしました。
こちらをご紹介させて頂きます。
「Tricker's」
SOTA JAPAN別注となります。
今回の別注モデルを製作させて頂くにあたり、
テーマを設けさせて頂きました。
「ファッションヴィクティム=ファッション中毒者」
こちらのアイテムをオススメする立場である、
当方が口にするのはおかしい話ではございますが、
今日のファッションシーンのトレンドには一切媚びない
むしろ、
あえて言うならばトレンドとは相反したモデルを製作したいと考えました。
そして落とし込んだカラーが「レッド」。
それは今回のテーマであるファッションヴィクティム、
もの凄いスピードで入れ替わるトレンドに困窮する消費者、我々に向けたアンチテーゼでもあり、
一時的な流行で終わり、履けなくなってしまう物ではなく、
トリッカーズの普遍的な部分を最大限に活かすといった意味でも、
トレンドには同調しないという事が、こういった配色を落とし込んだ経緯となりました。
それは過去にもブログで書かせて頂きましたが、
トリッカーズの歴史と信頼があるからこそ提案出来る事であり、
お客様に長い間履いて頂きたいという思いが込められています。
配色の落とし込み等の経緯としてはこの様なコンセプトではありますが、
もちろんファッションアイテムとしての機能も意識し、
流行を外しつつも、
トレンドカラーであるダークトーン等のアイテムとも合わせ易い配色を意識しております。
そして、ファッションヴィクティムのもう一つの意味。
それはファッションを楽しむ事であり、
ファッションに夢中になる、ファッションピープルの事も差します。
前者でも後者でも捉える事の出来る我々にとって、
この言葉はポジティブにもネガティブにも変わる言葉。
流動的に移り変わるトレンドを楽しむのもファッションの醍醐味です。
先程のモデルとは逆に、
トレンドを意識したネイビーカラーを落とし込みました。
英国王室御用達であるロイヤルワラントを獲得し、
ハンティングブーツとしてその歴史をスタートしたTricker'sに敬意を込め、
こちらはファッションアイテムとしての役割を果たし、
都会的機能性を考慮したモデルを製作。
脱ぎやすさや、フィット感を兼ね備え、
かつ、ハンティングブーツを彷彿とさせるミドルカットを選択しております。
また、オーセンティックであるレザーソールかの様な外見を残しつつも、
ラバーを貼っている様に見えず、
かつ雨の日でも足下を気にする事なく履いて頂けるダイナイトソール仕様。
トレンドに乗りつつも、普遍的であるネイビーは、
お客様のワードローブの一部として足下を飾ってくれる事を考えた配色です。
「ファッションヴィクティム」の一つの言葉をテーマに、
異なる意味を捉えた両モデル。
矛盾ともとれる両者の意味合いですが、
根本として言える事は、
「自身のスタイルでファションを自由に楽しんで欲しい」
という意味が込められています。
もちろんこれはSOTA JAPANが日頃伝えたかった事であり、
それをカタチとして表現するに相応しいのが
まさにTricker'sでした。
そもそも伝統を重んじるブリティッシュスタイルと共に
相反するストリートスタイルの原点がが根付くイギリス。
スタイルサンプルの様にストリートスタイルで合わせるも良し、
ロングウィングでヨーロッパブランドに落とし込むも良し、
NEW YORKのキャップとTricker'sでキメても良し。
ルールを守るのもブリティッシュスタイルであり、
ルールを破るのもブリティッシュスタイルであります。
もちろん理屈を抜きにしてもファッション。
別注モデルのTricker'sが溢れている実情ではありますが、
他が決して製作する事の無い、
見た目だけでも楽しんで頂ける様に意識させて頂きました。
Tricker'sは足下を一生飾る靴。
あとは、
お客様が足を通すだけです。