Quantcast
Channel: SOTA JAPANのファッションブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 16733

イギリスについて Pt.2

$
0
0

こんばんは

昨日のブログにて、イギリスには紳士服の全てのルーツがあり、

サヴィルロウ、3人のファッションアイコンの存在により

今日のファッションシーンが出来上がったから凄い。

というのは、つたない文章ではございますがご理解頂けましたでしょうか。

伝統や歴史を知った上での自由。

そう言った紳士服のルーツを持つ

現在のイギリスのファッションシーンも面白いので、

本日も勝手ながら引き続きブログを書かせて頂きました。



ウィンザー公がカリスマとして活躍した後、

主役は貴族から市民へと移り、イギリスでは様々なカルチャーと共にファッションが生まれました。

昨日のブログでも軽く触れましたが

50年代にはテッズ、テディボーイと呼ばれる世界初とも言える

ストリートスタイルが誕生します。

紳士服だけでなく、

ストリートのルーツも一般的にはイギリスが原点とされているのも驚きです。

ちなみに、

SOTA JAPANのファッションブログ


13A/WのMARC JACOBSのテーマもテッズです。

SOTA JAPANのファッションブログ


13A/WのPRADAのテーマもテッズです。

サンローランもテッズって言われています。

エドワード7世のカリスマ性がここでも伺えますね。

イギリスがぐんぐんトレンドとしてきているのがお分かり頂けますでしょうか。

テッズの特徴としては、

襟と袖がベルベット地で丈の長いジャケットに、厚底な靴にボリュームを持たせた髪。

ループタイやリボンタイ。

どちらも今っぽく取り入れているのが見受けられます。

イギリスの下町で生まれた不良たちのスタイルです。

他にも、

60年代にはビートルズに代表されるモッズが生まれました。

ビートルズも元はテッズだったと言われています。

髪を前に下ろして細身の三つボタンスーツに、スーツが汚れないようにアメリカ軍のM-51パーカー。

クラークスのデザートブーツがスタイルです。

その後、モッズかスキンズやヒッピー等のカルチャーへ派生していきます。

SOTA JAPANのファッションブログ


06S/SでDior Hommeがモッズ、スキンズを取り入れています。

ちなみにこの時はエディ。

そして70年代に生まれたパンクスは、

グランジのルーツとも言われ、辿れば辿る程にイギリスカルチャーに行き着きます。




その後、

90年代にはロンドンコレクションからアレクサンダーマックイーンがデビュー。

ジバンシィのデザイナーに抜擢された事により、ロンドンコレクションは注目を集めるようになりました。

マックイーンはサヴィルロウで修行していたことは有名ですよね。

さらに言えばあのセントマーティンズの卒業生というのも重要なポイント。

SOTA JAPANのファッションブログ


Christopher Kane、

SOTA JAPANのファッションブログ


Christopher Shannon

SOTA JAPANでも取り扱いのある上記2つのブランドもセントマーティンズの卒業生。

アントワープの王立芸術アカデミー、ニューヨークのパーソンズとー並んで

世界最高峰のファッションカレッジであり、

イギリスはファッション教育に関しても由緒正しき歴史があります。

更に、ロンドンコレクションには新人デザイナーを支援する体制が十分に整っており。

そこからは、

SOTA JAPANのファッションブログ


J.W.ANDERSON

SOTA JAPANのファッションブログ


MARTINE ROSE

SOTA JAPANのファッションブログ


KATIE EARY

といった若いデザイナーがロンドンのみならず、世界中から注目されております。

以上のように、

ロンドンのファッション教育では服飾の英知を存分に吸収出来る体制を設け、

コレクションでは様々プロダクトを発信出来る環境が整えられています。

恐らく今後も、

パリ、ミラノへ活躍の場を移すブランドは多く出るのは間違いないのではないでしょうか。

ビッグメゾンのデザイナーが誕生する事もあるかも。

同時に、ロンドンコレクションの注目も高まってきておりますので、

早い方はすでにチェック済みですよね。

もちろん、我々も注目してますし、

既に買い付けてるブランドも多数あるのが何よりの証拠です。



世界初とも言われるストリートスタイルが存在し、

様々なブランドに影響を色濃く残すイギリス。

そして、

パリ、ミラノにも劣らないロンドンコレクション。

歴史や伝統、ルーツを辿れば行き着き、

新たなクリエイションを生み出し、最先端をいくイギリス。

両方にルーツを持つ面白さ。

普遍的ながらもトレンドに上がる今、注目しないはずがありません。




Viewing all articles
Browse latest Browse all 16733

Trending Articles