こんばんは
「残暑のちょっとした過ごし方 (サイズ感でメリハリをつける) Pt.2」の続き。
お伝えさせて頂く事は同じですが、
「タイト」にフォーカスを当てれば、
その逆ももちろんあります。
今回は
「オーバーサイズ」
のお話。
残暑も以外と長いので、
いっその事こちらのサイズ感もぜひぜひお楽しみ頂ければと思います。
SOTA JAPANのスタイルサンプルを
ご覧頂いている方ならお気づきかもしれませんが、、、
そうなんです、比較的
「オーバーサイズ」で着てるスタイルが多いのです。
昨日のトピックスにも上がっていた、
今っぽく着れるサイズ感としてご提案した、「オーバー」+「ジャスト」。
しかしここから更に、
「オーバー」+「オーバー」
特に日付が新しいモノになればなるほど目立っています。
我々の気分といえば全くその通りですが、
「オーバー」+「ジャスト」の次は、
上下オーバーで決まりではないでしょうか。もちろん、今っぽく。
「タイト」に着たい方が多い中で、
いきなりこの提案は難しいかもしれませんが、
「タイト」+「ルーズ」の次として
「オーバー」+「オーバー」を推していきたいと思います。
理由としては、
ファッショントレンドの周期は20年って言いますよね。
昨日の冒頭でお話しした「裏腹ブーム」は90年代半ばから、
周期で言うとちょうど来年辺りからがしっくりきます。
この当時はルーズが主流でしたね。
徐々にではありますが、
今年の夏のショートパンツスタイルもフレアシルエットが目立っていました。
そして個人的に気になっているのが過去のブログ記事でも取り上げた、
ACNEの14S/S
キテます。かっこいいです。
少しづつではありますが、もしかしたら、流れが動きつつあるのかもしれません。
マルジェラも過去こんな言葉を残しています。
「オーバーサイズのアイテムは遊び心あるシルエットを作り出します。
さらにオーバーサイズのアイテムは本来とは違う使い方もできますね。
例えばオーバーサイズのジャンパーがドレスになったり。
こういった服のシルエットはすでにある洋服やアイテムに面白みをプラスし、
新しいアイテムを生み出すのです。」
マルジェラは、1994年にドールをテーマにしたコレクションを発表。
人形の服をそのままのバランスで成人用に作りました。
その為ボタンなどが異常な大きさの服に。
これもある意味サイズ感で遊んでますよね。
更にオーバーサイズのコレクションを発表。
画像が見つからなかったのでH&Mとのコラボで復刻したときのやつで申し訳無いですが、
ご覧の通りかなりのオーバーサイズ。
マルジェラは着る人を選ばないという理由もあると言っていました。
少し話はそれますが、
HIPHOPスタイルが大きめのサイズ感である一説も、
服を買うお金がなく、
お下がりで譲り受けた、家族誰でもが着回せるサイズ感がそのまま定着したという話があります。
誰でも着れるという部分では共通。
大は小を兼ねると言いますが、まさにその通り。
また、お下がりでなくたって、
マルジェラの哲学をそのまま享受するのであれば、
誰しもが
「オーバー」+「オーバー」を楽しめる、
という事になります。
そして忘れてはいけないのが、
RAF SIMONSもオーバーサイズを提案するデザイナーの1人です。
それこそオーバーサイズをミニマルに落とし込むのが、
今っぽいのかもしれませんね。
「オーバー」+「オーバー」
我々的にはすごく気分の着こなしですが、
来年、再来年を目処にでも、頭の片隅に入れといてみて下さい。
これまで、
昨日に引き続いたテーマとしてご紹介させて頂いた
「サイズ感」ですが。
「RAF SIMONS」と「HEDI SLIMANE」
エディ復活の話題の中でも比較される事の多い2人でしたが、
コレクションでも様々なスタイルやサイズ感の提案があります。
正直、ここでの「今っぽさ」の定義もあいまいなモノですが、
やはりファッションに決まり等は無いのです。
それぞれがフィットしそうな着こなしを、
自分のペースで徐々に楽しんで頂ければもちろんオッケイだと思います。
「オーバー」+「オーバー」
「ジャスト」+「ジャスト」
「オーバー」+「ジャスト」
「ジャスト」+「オーバー」
大まかに言っちゃえば、
上記4つのどれかに誰しもが当てはまりますよね。
まとめてしまえば、
この内の一番手の届きそうなお金のかからないトコロで、
ちょっと今まで買った夏服を合わせてみませんか?
というお話でした。
難しく考えずに、服を大きくするか、小さくするか。
自身のワードローブをから、
新たな組み合わせを見つけてみて下さい。
そしたら、
またお出かけするのが楽しくなるかと思います。
このブログをご覧になった方はもう少しだけ、
残暑をエンジョイしてみて下さい。